フェティシズムの修辞学 　

北原 童夢（著）

四六判 　208ページ　上製
定価　2,000円＋税
ISBN978-4-7872-1006-7　C0010
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　1989年07月
書店発売日　1989年07月01日
登録日　2010年02月18日

紹介

髪フェチ、脚フェチ、レザー、ラバー、人形愛、拷問、刺青、緊縛、あぶな絵、裸体芸術……。周縁・異端のセクシュアリティを豊富な図像をまじえて解読し、ニューウェーヴ・セックスシーンの浮上を鋭くとらえる。逸脱するエロス考。

目次

１　フェティシズムの王国　（１）乱れ髪のコスモロジー　（２）脚フェティシズムの解剖学　（３）レザーの迷宮　（４）ラバーの絶対温度　（５）ラバー＆レザー・コレクション２　異端の性　（１）人形愛　（２）いま、拷問はどこにあるのか　（３）刺青、その妖しい魅力　（４）薔薇刑の快楽３　フェティシズムの図像学　（１）裸体芸術論／アート・フォトに観るボンデージ　（２）球体幻想／Ｈ・ベルメールの手法　（３）ＳＭコミックの現在　（４）あぶな絵師達／伊藤晴雨、喜多玲子、小妻要、林月光４　性の修辞学　（１）器官なきオルガスムス　（２）フェティシズムの修辞学あとがき初出一覧

著者プロフィル

北原　童夢（キタハラ ドウム）

1953年、愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒業。演劇実験室「天井桟敷」をへて、劇団を主宰、演出。その後、文筆業。評論集として『フェティシズムの修辞学』（青弓社）ほか、小説『女医と看護婦』（フランス書院）ほか多数。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。