越境する近代 3
福間 良明(著)
A5判 224ページ 上製
定価 3,400円+税
ISBN978-4-7872-2022-6 C0320
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2007年07月 書店発売日 2007年07月27日 登録日 2010年02月18日
敗戦後、数多く出版されてきた特攻隊にまつわる遺稿集とその映画から「特攻」表象の歴史的変容を読み、「特攻」が「反戦」「犬死」「忠誠」「殉国」「反逆」と多様に語られてきたプロセスを通して戦後日本のナショナリティに迫る。
プロローグ
第1章 「正」と「美」の二項対立
1 戦争末期と特攻
2 学徒兵の「反戦」イメージ
3 「わだつみ」へのアンチテーゼ
4 「純真」な特攻像の受容
第2章 「犬死」の多義性
1 『あゝ同期の桜』の刊行
2 特攻の「任侠」化
3 予科練の遺稿集と映画
第3章 「殉国」の逆説
1 「忠節」への共感と反感
2 「殉国」と天皇制批判
エピローグ
あとがき
人名索引
事項索引
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