青弓社ライブラリー 12
青弓社編集部(編)
四六判 256ページ 並製
定価 1,600円+税
ISBN978-4-7872-3181-9 C0336
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2001年02月 書店発売日 2001年02月10日 登録日 2010年02月18日
表現の自由とプライバシー権のせめぎあいの歴史を再検討していくと何が見えてくるのか。「犯罪報道とプライバシーの保護」「小説とプライバシーと表現の自由」「芸能人とプライバシー」の3つの視点をとおして、出版・報道の本質的な問題に再考を促す。
序章
プライバシー権の起源と日本の法体系における位置づけ 村上孝止
第1部 犯罪報道とプライバシーの保護
第1章 少年法の精神と匿名報道主義理論 浅野健一
第2章 報道の自由と名誉・プライバシーとの調整 飯室勝彦
第3章 出版・表現の自由とプライバシー 棟居快行
第4章 出版による被害に対する救済 喜田村洋一
第2部 小説とプライバシーと表現の自由
第5章 柳美里プライバシー裁判の真実 梓澤和幸/木村晋介
第6章 『石に泳ぐ魚』東京地裁判決を考える──プライバシー・名誉・差し止め判断をめぐって 田島泰彦
第7章 柳美里氏の小説、出版差し止め判決をめぐって 竹田青嗣
第3部 芸能人とプライバシー
第8章 プライバシー報道──自由なアメリカ、禁止のフランス 倉田保雄
第9章 芸能人にプライバシーはない!! 松岡利康
第10章 芸能マスコミと出版・販売の自由 湯浅俊彦
第11章 ワイドショーと〈芸能人〉情報の商品化 石田佐恵子
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