青弓社ライブラリー 24
太田 省一(著)
四六判 216ページ 並製
定価 1,600円+税
ISBN978-4-7872-3199-4 C0336
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2002年04月 書店発売日 2002年04月12日 登録日 2010年02月18日
マンザイブーム以降のテレビ的笑いの変遷をたどり、条件反射のように笑いを発しながらも、同時に冷静に評価するという両面性をもったボケとツッコミの応酬状況を考察し、独白であると同時に会話でもある擬似的なコミュニケーションが成立する社会性をさぐる。
序章 「観客」と「視聴者」
第1章 マンザイ的「笑い」の誕生──マンザイブームをめぐって
1 吉本とフジテレビ
2 ボケとツッコミの遊離
3 笑い声の主張──「しろうと」の時代
第2章 「仲間」空間と「笑い」
1 伸縮する内輪ウケ空間
2 記号化する個体──キャラクターと「笑い」
3 観察者の興奮
第3章 「笑い」が「感動」に変わるとき
1 ドキュメンタリーと「笑い」
2 予定調和としての「感動」
3 「本気(ルビ:マジ)」の記号論
第4章 現代日本社会と「笑い」
1 超疑似化の作法
2 延命する疑似空間
終章 「笑う社会」の行方
参考文献
あとがき
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