田代 順(著)
四六判 200ページ 並製
定価 2,000円+税
ISBN978-4-7872-3209-0 C0036
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2003年01月 書店発売日 2003年01月17日 登録日 2010年02月18日
白血病や悪性リンパ腫などと闘う小児がん患児たちをフィールドワークし、死に直面した患児という社会的役割、原初的な母子関係への回帰など、患児同士、患児と親、患児と医師・ナースの相互作用の諸相を導き出して、病棟社会の関係構造を提示する。
第1章 はじまりの語り
第2章 フィールドに向かって
第3章 病棟社会の構成
1 子どもたちの日々。面会する母親。そして夜の待合室
2 場所をめぐって──入っていい場所/だめな場所/出ていってはいけない場所
3 マルク(骨髄穿刺)とルンバール(腰椎穿刺)
4 しつけの問題
5 身代わり地蔵──現代医学と「民間信仰・民間療法」
6 ほかの子どもの死、あるいは「死およびそれを連想させるもの」を峻拒する
第4章 自分の病気を知ること/知らないでいること
1 子どもが自分の病気を知っていくということ
2 子どもの病気に対する母親の態度という「情報」
第5章 終末期、そして子どもの死
1 子どもの死をめぐって──病名告知・再発告知という情報から
2 母と子の絆
第6章 「ふり」をする母親
第7章 タブーを排除すること、あるいは不安と恐怖について
第8章 「社会的な死」を招来しないための関係構造おわりに──断ち切られた者、終わらない歌を歌う
注
資料
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