宝塚冗談タイムス 　

田中 マリコ（著）

四六判 　244ページ　並製
定価　1,600円＋税
ISBN978-4-7872-7155-6　C0074
在庫あり

奥付の初版発行年月　2002年07月
書店発売日　2002年07月19日
登録日　2010年02月18日

紹介

『ベルばら』の30年間の変遷を検証する。愛華みれ・稔幸・真琴つばさの同期トップの比較やスター評、『月夜歌聲』盗作問題、OSKとの比較、ファミリーランド閉園、そして匠ひびきの前代未聞の退団劇など、問題が山積する宝塚を厳しく斬って、未来を占う。

目次

第１章　冗談タイムス・大特集
　愛あればこそ２００１──そこに愛はあるのかい？
　再々演メンバーの『ベルばら』演技・考察
　フィナーレ

第２章　冗談タイムス・ＴＩＭＥ
　新公・本公２００１～０２
　愛と青春の宝塚──愛よりも命よりもやはりギャラが問題
　宝塚『月夜』の著作権問題──サザエボンまる子ちゃん・児玉明子

第３章　新・専科制度から２年
　新・専科制度──それは宝塚になにをもたらしたか？
　大量退団者61人（'01年４月─'02年３月）

第４章　トップ──貴様と俺とは同期の桜
　'85年組──愛華みれ、真琴つばさ、稔幸
　ショートコラム：リング──真琴つばさ
　'86年組
　'90年『ベルサイユのばら』組
　はぐれトップ純情派

第５章　おしゃべりな花たち
　４年目のファニータ──渚あき
　ゲヘヘヘ「オリバーとんかつソース」──大鳥れい
　エミグラチュレーション！──映美くらら
　タカビー姫──紺野まひる
　こいさん──絵麻緒ゆう
　毒のある花──花總まり
　ビリー・ザ・ガールの伝説──檀れい

第６章　宝塚vsＯＳＫ──女性レビュー歌劇団この30年
　その成り立ち篇
　宿命のダンス対決篇
　ショートコラム：ＯＳＫワンポイント講座

第７章　匠ひびきはひびいているか？

終章　宝塚歌劇団この30年──宝塚ファミリーランドの終焉

あとがき

著者プロフィル

田中　マリコ（タナカ マリコ）

1986年、大阪芸術大学美術科卒業。版画家、作家。2001年10月、第２回アート・サロン展出展（エル・サルバトル）。著書『宝塚探検隊が行く』『宝塚よ、どこへ行く』『宝塚お気楽読本』『文楽に連れてって！』（いずれも青弓社）。『宝塚アカデミア』シリーズ編集同人。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。