末永 航(著)
四六判 408ページ 上製
定価 3,000円+税
ISBN978-4-7872-7196-9 C0070
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2005年03月 書店発売日 2005年03月31日 登録日 2010年02月18日
白樺派や教養派など、大正デモクラシーを謳歌した知識人たちがイタリアの各地を旅し留学したのはなぜか? ルネサンス美術にふれ、街の空気に自由を学び、神学を間近にみて西洋と日本を比較対照した彼らの精神の軌跡を、膨大な史料を精読してたどる。
序章 フィレンツェ、一九二四年秋──児島喜久雄とその時代
第1章 明治人たちのイタリア
押し花とフランチェスコ──姉崎正治
牧師、増長す──山田寅之助
第2章 美術史家たちのイタリア
花の都の春を謳う──澤木四方吉
望みの青空の下──團伊能
太陽を慕う者──矢代幸雄
バロックの面白み──板垣鷹穂
第3章 白樺派のイタリア
ローマの画学生──有島生馬
兄と弟の「旅する心」──有島武郎と生馬
古典へ──郡虎彦
子爵、ドゥーチェと会う──三島章道
初めての洋服──武者小路実篤
白樺ヨーロッパ旅行団──志賀直哉と柳宗悦
老境の味わい──長与善郎
第4章 大正教養派のイタリア
一人旅の視線──阿部次郎
彫刻にラヴ──小宮豊隆
シチリアの握り飯油揚げ──安倍能成
写真で見た名画──和辻哲郎
第5章 ポスト漱石世代のイタリア
闘う神父──岩下壮一
神と法学──田中耕太郎と大澤章
ボッティチェッリが通る──柳澤健
アッシジの神学者夫妻──佐野勝也
終章 大正教養世代と戦後の「心」
注
文献案内
年表
あとがき
人名索引
イタリア地名索引
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ファクス:03-3268-0382
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