写真叢書

私の写真術 　 コンポラ写真ってなに？

新倉 孝雄（著）

四六判 　272ページ　上製
定価　2,000円＋税
ISBN978-4-7872-7198-3　C0372
品切れ・重版未定

奥付の初版発行年月　2005年07月
書店発売日　2005年07月21日
登録日　2010年02月18日

紹介

時代が激しく動いた1970年代初め、「何が写っているのかわからないが、おおいに気になる写真」として注目されたコンポラ（コンテンポラリー）写真で旋風を巻き起こした路上の写真家・新倉孝雄の写真とエッセーが、いま、時空を超えてよみがえる。

目次

コンナヘタナ写真よく人にミセルキニナッタモノダナ頭ガサガルョー。

ぼくにとっては、ひそかなたのしみ　牛腸茂雄の手紙、その一

「ドキドキ」、ういういしい気持ち　牛腸茂雄の手紙、その二

鮮烈で、あいまいな魅惑

レッテルをはる危険を熟知──大辻清司

『SAFETY-ZONE　1961-1991』の撮影メモから

北代省三の手紙から──日時が特定されることによって……

四枚の写真から

博多祇園山笠

ピーク・シーズンに通いつめて──成田空港で

対話による写真論──写真家はいかにして生まれたか　柳本尚規×新倉孝雄

今日は夏晴れ──湘南と軽井沢

情けの濃い人──西井一夫

シネマから写真へ　新倉孝雄へのインタビュー　聞き手＝南原四郎

９・11のあとさき

牛腸茂雄は「ギュウチョウ」さん、と呼んでいた。

あとがき

初出一覧

著者プロフィル

新倉　孝雄（ニイクラ タカオ）

1939年、東京都に生まれる。1960年、21歳のときに写真と出会う。以降、一貫して身近な人間の現在のありようをカメラで多面的に見るという発想で写真を撮りつづけている。主な写真集に『SAFETY-ZONE 1961-1991』（美術出版社）、『湘南と軽井沢』（六耀社）、『New York　1995-2002』（美術出版社）などがある。個展は、これまでの45年間に８回、開く。また企画展は東京国立近代美術館や八ヶ岳美術館など５カ所に出品。

関連リンク

青弓社

上記内容は本書刊行時のものです。