延吉 実(著)
四六判 308ページ 上製
定価 2,400円+税
ISBN978-4-7872-9167-7 C0095
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2003年09月 書店発売日 2003年09月20日 登録日 2010年02月18日
「22歳の自分への手紙」──司馬が晩年に語ったこの言葉に託された思いとは。敗戦後、急速に「発展」する華やかな時代にあって、みずからの精神を内向させ、国民的作家として多くの人々の支持を得ながらも語る相手がいないと絶望した作家の葛藤と闇をさぐる。
はじめに
第1章 平和と繁栄の時代
1 スタート
2 晩年
第2章 アイデンティティ、あるいは「心の憑代」
1 猪飼野
2 近代化と「囲堤」の消滅
第3章 失われた町を求めて
1 赤手拭稲荷から鼬川へ
2 夢の界隈図
3 「他人の秘事」と評伝と
第4章 難波塩草
1 家主と店子
2 福田薬局
3 難波塩草尋常小学校 I
4 難波塩草尋常小学校 II
第5章 一九四五─五四年(昭和二十年代)、京都時代から作家誕生へ
1 結婚
2 「見知らぬ女」
第6章 『俄──浪華遊侠伝』
1 歴史小説と伝記のあいだ
2 「市会の血の雨」事件
3 家族
第7章 二十二歳の自分への手紙
1 鳥瞰法
2 虚空
おわりに
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